特許出願を具体化するにあたって、お客様にご準備いただきたいものは次の通りです。
1.発明内容のあらまし
- この発明でどのような問題が解決できるのかをできるだけ具体的に書き出しで下さい。
箇条書きで結構ですし、キーワードだけでもOKです。 - 発明のポイントを簡単なポンチ絵に描いてください。手書きで結構ですし、綺麗である必要はなく、兎に角、原理が理解できればOKです。
- あらましをご提示いただきましたら、こちらで理解できない点は、質問させていただきますので、回答の中で不足分は補っていただくことでOKです。
2.発明者と出願人
- 発明されたのは、お客様ご本人と理解しますが、他に共同で発明した人がいる場合は、それを明確にしてください。
- 出願人は、個人や複数個人でもOKですし、会社や事務所であってもOKですし、個人と会社、事務所の連名でもOKです。手数料等は出願人の方にご負担いただくことになりますが、連名の場合は、ご負担の方法、割合を明確にしておいてください。
3.出願の時期
- 販売開始、試供品提供、展示会出品、論文投稿等、本発明または発明品を公開する予定がある場合には、それらの時期を明確にしてください。
- それらの時期の前日までに、出願手続きを完了しておくことが重要です。
4.過去の公開有無
- 現時点以前に、発明内容を何らかの形でオープンにしてしまっている場合は、その状況を整理して、ご準備ください。
- 一般には、一度オープンにしてしまうと、登録できないことになりますが、事情によっては、救済される場合がありますので、何時、何を目的にオープンにしたのかを明確にしていただく必要があります。
- 自分ではオープンにするつもりはなかったが、他人に暴露された場合についても、状況を詳しく教えてください。