ソフトウェア特許とは?
そもそも特許制度は、あるアイデアを具体的に実現する専用装置等の発明を保護するものです。 あるアイデアを具体的に実現しようとする際には、何らかの技術に依存することとなり、 このとき、様々な技術の利用が考えられ、この中には最近の技術であるITも含まれることとなります。
情報処理技術であるITにより、ハードウェアとして新たな専用装置等を創作しなくても、汎用コンピュータや既存のネットワークを活用し、ソフトウ ェアの工夫で、あるアイデアを実現するための専用装置等を創作したのと同等の結果を得られるようになっています。
例えば、音楽の編集なども、今日では、スタジオ用の専用装置を新たに開発することなく、ソフトウエアの工夫により、汎用コ ンピュータ上で同等の結果を具体的に得られることとなり、 このため、ソフトウェアを内蔵した装置のみならず、ソフトウェア単体でも特許制度による保護の対象となっています。